礼拝の流れ


礼拝前

2階受付にてご記名頂き、週報と聖書と賛美歌集(『讃美歌21』)を受け取り礼拝堂へ。もう一種類の賛美歌集(『讃美歌』)は椅子の背もたれに備え付けてあります。初めてのかたは新来会者カードにご記入をお願いします(任意)。礼拝が始まるまでの時間は静かに準備をします。礼拝堂には10:00頃からお入りになれます。礼拝が始まる10:30までに受付を済ませてお入りください。


前奏

司式者の宣言とともに礼拝が始まります。オルガンの前奏を聴きながら、今日ここに集められた感謝の気持ちを持って心備えの時とします。音楽もまたメッセージを語りますから、前奏も礼拝の一部です。


招詞

礼拝の主導権は神さまであって、私たちは祈りや賛美でこれに応答するという理解のもと、礼拝は捧げられます。招詞(招きの言葉)は「神さまは私たちを招き、待っておられる」ということを示す聖書の言葉が読まれます。


賛美歌

教会というものはその初めから「歌う共同体」でした。賛美歌なしにキリスト教の礼拝は考えらないと言われる程です。礼拝の最初の賛美歌は開式の賛美として神さまをたたえる歌。聖書朗読やメッセージの前には祈願の賛美が歌われ、メッセージの後には応答の賛美歌を歌います。当教会は『讃美歌』(’54年発行の旧歌集)と『讃美歌21』を併用しています。前方スクリーンに歌詞がでますので、正面を向き賛美歌を歌うようにしています。

*『讃美歌』『讃美歌21』は私たちが使っている賛美歌集の固有名詞です(どちらも日本キリスト教団出版局刊)。「さんびか」を普通名詞で使うときには「賛美歌」という字を使っています。


交読

旧約聖書の「詩編」を司式者と参加者で交互に読むことを詩編交読といいます。礼拝の中の「対話性」を表していて、参加者の参与を高めるという意義があります。このような形は旧約聖書時代にさかのぼることができ、古代キリスト教会によって継承されてきたものです。内容は神さまへの賛美であり祈りです。


聖書

聖書朗読は礼拝の中心です。長い歴史の中で聖書は「読まれるもの」ではなく「聞かれるもの」でした。旧約聖書の時代から聖書朗読は最も重要な礼拝要素で、「聖書が語る」のを聞くために私たちは招かれて集っているという受け止め方をしています。『聖書 新共同訳』(日本聖書協会)という日本語訳の聖書を使っています。


メッセージ

礼拝説教と呼ばれているものです。私たちの教会では、それをメッセージと呼んでいます。現代に生きる私たちに聖書は何を問いかけているのか、何を伝えんとしているのか、何を表そうとしているのか。牧師によるメッセージは「聖書の解き明かし」という意味合いを持っています。


祈り

礼拝の中では何度か祈りの機会があります。司式者が祈り、牧師が祈り、献金奉仕者が祈ります。個人の祈りとは少し違い、その日の教会の祈り(共同体の公同の祈り)と言われています。祈りの最後にはイエス・キリストの名を唱えますが、「わたしの名によって何かを願うならば、わたしがかなえてあげよう(ヨハネによる福音書14章13、14節)」という聖書の言葉から来ています。そして最後の「アーメン」とは、「そうなりますように」とか「同意します」「確かに」というような意味のヘブライ語です。


聖餐式

イエス・キリストが命じた主の食卓の儀式です。第一日曜日に執り行っています。主イエスは、引き渡される夜、パンをとり、感謝の祈りをささげてそれを割き、そして言われました。「これは、あなたがたのためのわたしの体である。わたしの記念としてこれを行いなさい」。また食事の後で、杯も同じようにして、言われました。「この杯は、わたしの血によって立てられる新しい契約である。飲む度に、わたしの記念としてこれを行いなさい」。パンとぶどう酒を、信仰を持って味わい、イエス・キリストの十字架と復活とに想いを馳せます。イエス・キリストを通して示された神の愛、その恵みに感謝し、関わり、祝うという意味があります。(アルコールを含まないぶどうジュースを使用しています)


主の祈り

イエス・キリストが「こう祈りなさい」と教えた唯一の祈りです(マタイによる福音書6章 & ルカによる福音書11章)。皆で声を合わせて唱えます。(『讃美歌21』93-5番に記載がありますのでご参照下さい)。


献金

礼拝に参加できた感謝を献金として献げます(強制ではありません)。私たちに豊かに与えられた神の恵みに対して感謝し、私たち自身の存在をも献げる(献身)という意味合いもあります。ちなみに神を崇める礼拝行為のすべてが「献げる行為」ということができるので、「祈りを献げる」「賛美を献げる」「礼拝を献げる」という言い方をします。


頌栄

三位一体の神をたたえる短い賛美歌で、礼拝の締めくくりに歌われます。


祝祷

礼拝の終わりに、牧師が会衆(参加者)にむけて祝福を祈る祈りです。この祈りは神さまに向けて述べられる祈りではなく、神さまから会衆に向けて発せられる宣言であり、平和の告知という意味があります。そして私達は新しい歩みへと派遣されるのです。


後奏

後奏は礼拝の終わりではなく、礼拝のなかで受け止め経験した恵みを改めて確認し、この世へと送り出されていく姿勢をあらわすものだと言われています。派遣への前奏曲でもあるのです。


報告

後奏が終わった後に報告の時間があります。週報に載っていることに沿って色々なお知らせをしますが、教会は一つの共同体ですから、この報告の時間を共有するということにも意味がありますし、この報告までが礼拝の一部と考えています。


賛美アワー

私たちの教会では、第3日曜日の礼拝後に「賛美アワー」を設けています。思い出の賛美歌、新しい賛美歌など、リクエストして下さい。共に歌いましょう!新しい賛美の歌を牧師が紹介することもあります。(2023年4月現在、賛美アワーはお休みしています。)


昼食会

私たちの教会では毎週礼拝後に昼食会を開いています。カレーライスを食べながら、おしゃべりを楽しんだりしています(第1日曜はハヤシライス)。世代や立場を超えた豊かな交わりの時となっています。高校生以下と新来会者は無料です。ぜひご参加ください。(2023年4月現在、昼食会はお休みしています。)